低消費電力でパフォーマンスが向上した「次世代Atomプロセッサ」を搭載した低価格ミニノートが登場へ
現在高い人気を得ている「EeePC」や「Aspire One」といった低価格ミニノートにはIntelのAtomプロセッサが採用されていますが、新たなAtomプロセッサが登場する予定であることが明らかになりました。新たなAtomプロセッサはプラットフォームを刷新した次世代モデルになるとされており、パフォーマンスの向上や消費電力の改善がみられるとのこと。
Intelが発表した資料によると、現在「Pine Trail」というコードネームで呼ばれる次世代Atomプロセッサのプラットフォームが開発中であるそうです。
すでに低価格ミニノート「ネットブック」や低価格デスクトップ「ネットトップ」というカテゴリーが確立しており、成長を続ける市場は次のフェイズへと移行しつつあるとのこと。
「Pine Trail」のプラットフォーム。従来は3つのチップセットで構成されていましたが、メモリコントローラとグラフィックスを統合したCPU 「Pineview」と「Tiger Point」の2つで構成することで消費電力を改善し、パフォーマンスが向上するとしています。
「Pineview」は処理部分、「Tiger Point」はUSBやシリアルATA、PCI Express、Intel HDオーディオといった接続インターフェース部分を担当。これによりCPUやグラフィックスのパフォーマンスが向上するほか、バッテリー持続時間を左右する平均消費電力を減少できます。
なお、次世代Atomプロセッサは2009年の第4四半期に登場するそうです。